日本には土用の丑の日に鰻を食べるという習慣があります。
毎年7月になると、いろんな飲食店で「土用の丑の日」「うなぎ」と書かれた看板がそこかしこにぶら下がります。
そんな日本に生まれて30年以上ずっと日本に住んでいますが、じつはちゃんとした(?)鰻を食べたことがありませんでした。
両親が魚嫌いだったことも理由の一つですが、鰻って高級ですからね。
大人になってからも、わざわざ高級な料理を食べに行く機会もなかったのですが、先月はじめて鰻を食べに行ってきました!
土用の丑の日と鰻
2022年の土用の丑の日は7月23日と8月4日です。
土用とは、季節の変わり目の約18日間のことを指します。
じつは夏だけではなく、立春・立夏・立秋・立冬の直前に土用があります。
その中でも、夏の土用は梅雨明けと重なっていて、昔からこの時期には体をいたわって精が付くものを食べていたようです。
現在はとくに有名なのは鰻ですが、もともと夏の土用の丑の日は「う」がつくものを食べると夏負けしないと言い伝えがあります。
うどん、梅、瓜(キュウリやゴーヤなど)ですね。
売上不振の鰻屋さんがそれにあやかって「本日土用の丑の日」と張り紙をして鰻を売り出したのが、土用の丑の日に鰻が定番になったはじまりだそうです。
高級うなぎを食べに、グランフロント大阪へ
私が鰻を食べに行ったのは、土用の丑の日の少し前。
7月中旬の頃です。
その数日前、東京に異動した上司が偶然大阪に戻ってきていたのですが、久々にごはんに行きましょ!と話をしていたところ。
同じタイミングで、会社の同僚が岐阜で鰻を食べてきたという話になり。
青「私、ちゃんとしたお店で鰻食べたことないんですよね」
上司「そうなん?じゃあ鰻食べに行くか?奢ったるわ」
ということで、同僚にはただご飯に行くとだけ告げて、こっそり鰻屋さんに行きました(笑)
今回行ったのは梅田のグランフロント大阪にある「ひつまぶし名古屋備長」
まだ土用の丑の日より前、しかも平日なのにすでに待ちの列が。
みんなこんな高級な物、日常的に食べるの?
外の椅子に座って上司と話しつつ待機。
30分ほど待って、やっと待ちに待った鰻!!!
私は悩みに悩み、ひつまぶしのお店だからひつまぶしでしょ!と「上ひつまぶし」に。
奢ってくれる上司は「うな重」。
2人で食べるために「う巻き」も注文。
私の食べた上ひつまぶし。
う巻きもひつまぶしも、めちゃくちゃおいしい!!
「ひつまぶし」とは、名古屋の郷土料理です。
鰻の蒲焼を乗っけたご飯をお茶漬けのようにして食べる料理ですね。
「おひつに入ったご飯に鰻の蒲焼をまぶす」ところから「ひつまぶし」と呼ばれるそうです。
好きなように食べていいそうですが、じつは正しい食べ方があって
①まずは4分の1をお茶碗によそって、そのまま食べます。
②次の4分の1をお茶碗によそい、ねぎやのりなどの薬味をのせて食べます。
③さらに次の4分の1には、薬味をのせてだし汁をかけて食べます。
④最後は一番気に入った方法で食べます。
最後、私はお茶漬けにして食べました。
本当においしいものは…
上司との久々の食事で、気分も良く帰路につきました。
帰り際、話していて
上司「鰻もおいしかったけど、最初に出てきたう巻きが美味しくて、うな重のインパクトが減った」
青「めっちゃわかりますwwwう巻き美味しかったですね!」
上司と意見が一致(笑)
ひつまぶし名古屋備長に行かれる際は、う巻きもぜひ!
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